ビジネスで必要な中国語を教えたい。
―この学校を始めた経緯を教えてください。
私は長年、日本の総合商社やメーカーで対中取引の仕事をしてきました。そこで実感したのは、言葉がうまくできないとトラブルが多発し、無駄な費用も発生するということです。商社にいた時、社内のビジネス中国語研修で講師をしたこともあったんですが、その経験から、都内の中国語学校でビジネス中国語講座を始めることになり、生徒募集をしたところ、定員の倍以上の応募があって、ビジネス中国語の需要の多さを感じました。この講座がきっかけで、ビジネス中国語の本も出版しました。その後、独立して始めたのがこの東京ビジネス中国語学院なんです。独立後は翻訳業務も拡大し、「京都議定書」の議長声明の翻訳なども受注しました。
正しい中国語を学ぶことが一番の近道です。
―教室の特長を教えてください。
ビジネス中国語で始めましたが、ビジネス以外でもはじめて学ぶ人にも対応しているレッスンから、資格試験対策の為のレッスンもやっております。レッスンは耳から入り、初心者と既習者で異なる教授法を採用しています。初心者はうちのメソッドどおりに学習してもらえばスムーズに力がつきます。既習者はそれまでの学習でついてしまったクセや弱点を点検しながらレッスンをすすめていきます。
私自身のことを宣伝するわけではありませんが、中国語教室も色々ありますが、講師をしっかりと見極めないと間違った中国語を学ぶことになります。講師の知識レベルによって正しい中国語を教えてくれないところも見受けられます。生徒さんの中には2,3年通ったけどなかなか身につかないから学校を変えてうちに来てくださった方もいますが、その生徒さんが学んだ中国語は間違った中国語で、それを直すのにまた2,3年掛かる場合もあるんですよ。だから、学校選びの際にはしっかりと講師の経歴を判断して本物の講師に教わるようにしてください。
日本人のおもてなしを正確に伝えるために、脱和製中国語。
―今後の目標は?
日本には和製中国語が氾濫しているんです。一例を挙げるなら、有名百貨店の中国語の案内の中で、メガネ売り場を示す中国語が「眼球」売り場になっていたんですよ。こうした間違った中国語は百貨店だけでなく、駅の案内や公共施設の案内でも本当に多く見られるんです。これは翻訳者が単純に文字を置き換えただけか、そもそも翻訳者としての力量が足りないからなんです。日本語を中国語に翻訳する際には、文字だけを機械的に翻訳するのではなく、それがどう使われるかを考えて翻訳しないといけないんです。そうした間違った翻訳の中国語を和製中国語と名付けたのですが、和製中国語を無くせればと思っています。
ただ、それは私が間違いを指摘したいからやるんでは無いんですよ。中国語を表記しているのは、日本人のサービスとしてやっていることだと思うんです。まさに、おもてなしです。そんな日本人のサービスが翻訳のミスできちんと伝わらないし、逆にマイナスのイメージで伝わってしまう。それが私にはもったいないと思うんです。
日本は本当に良い国で、温かいサービスをしてくれます。そうしたサービスを旅行に来た中国人に正しく伝えられるように和製中国語を無くしたいと考えています。これは中国語教室とは別の目標にはなりますけどね。皆さんには正しい中国語を東京ビジネス中国語学院で学んでもらえれば嬉しいです。
東京ビジネス中国語学院
所沢駅前校 所沢市久米603-1 アスカビル401[地図]
イオン所沢店教室 所沢市東町5-22 イオン所沢店3F[地図]
電話:0120-915-985
HP: http://tokyo-business-chinese.com/
東京ビジネ中国語学院 申 雁明さんを知って、この街が好きになったらシェア