デイサービスリハロー 藤本亮一

rita_tokoroza_rehello_top

体を元気に、心を明るくする仕事。
―作業療法士になった経緯は?
rita_tokoroza_rehello_1小学生の頃に祖父が入退院を繰り返していたので、病院によく通っていたんです。その頃から何となく
医療関係の仕事に就きたいなと考えていました。そして、高校で進路を決める時に作業療法士か薬剤師で悩んだのですが、より患者さんと身近に接する事が出来る作業療法士の道に進みました。
作業療法士の仕事のイメージとして、病気や事故で体が不自由になった時のリハビリや高齢になってからの介護のリハビリのイメージがあるかもしれませんが、それ以外にも精神的な病気や認知症などの病気の為のリハビリもあるんですよ。私が最初に勤めたのも精神科の病院でして、運動をする事で精神を落ち着かせる効果があるんです。体と心は密接に関係していて、体の調子が悪いと心の調子が悪くなっていくし、逆に体を動かす事で心が充実していったりするんです。ただリハビリとして患者さんと接するだけでなく、リハビリを通じて心まで明るくなってくるのを側で見ていて、この仕事を選んで良かったと思います。

 

 

私を育ててくれた世代への恩返し。
―この場所で始めた経緯は? 
rita_tokoroza_rehello_2先ほども言いましたが、専門学校を卒業して病院に勤めました。そして勤めながら訪問リハビリのアルバイトとして、高齢の方の自宅でのリハビリ支援をしていました。その後、訪問リハビリの方に進みたくて、転職をして訪問専門でやっていました。そうして病院や施設で勤めていても良かったのですが、自分でやってみたくて始めました。地元は入間市なのですが、高校はこの近くでしたので、よく知っている場所でしたし、恩返しの意味でもこの場所で決めました。今、70代80代の方って私が子どもの時に現役で働いていた方達なんですよね。そうした頑張って働いてくれた方がいたから私も安心して生活を出来たと考えると、今こうして高齢の方の支援をする事は、その恩返しだと思っています。だから、この場所を選んで良かったと思っています。まだまだ返せている恩は少ないんですけどね。

 

病院と変わらないリハビリ施設として。
―この施設の特長は?rita_tokoroza_rehello_3

ここはデイサービスになるのですが、皆さんがデイサービスとしてイメージをされる高齢の方がみんなで唄ったり、レクリエーションをするのがメインなわけではないんです。リハビリの施設として、一人ひとりにリハビリの国家資格を持った専門スタッフが付き添って、利用者の状態に合わせた運動・生活支援をしております。その為に、設備も病院のリハビリ室と変わらない平行棒やエアロバイク・階段昇降機器など揃えております。それに利用者は、高齢者だけでなく、若い人も病気や事故のリハビリとしてご利用頂いております。リハロー(Re:再び、Hello:こんにちは)とは、健康を維持して「また明日会えるようにという願い」と、「病院のリハビリと同じように良くなる為のリハビリを提供する」という2つの願いを込めています。効果があるか分からないようなサービスの提供はしませんので、高齢者を問わず安心してご利用頂けると思います。

 

家から出られない人の為に訪問リハビリをやりたい。
―今後の目標は?
rita_tokoroza_rehello_4介護を取り巻く介護保険制度は日々変わりつつあり、それに対応をしていくのが大変な事もあります。ですが、高齢の方が安心して出来る限り元気で長生きして頂けるように、私なりにこれからも役に立てればとは思っています。今はデイサービスとして、この施設に来てもらってリハビリをしておりますが、出来れば施設に来られない方に向けて訪問リハビリもしたいと考えています。ここにある設備でリハビリをしてももちろん効果はあるのですが、自宅を出られないような方にとっては、いつも生活をする場所で生活に合わせたリハビリが効果を発揮する事もあるんです。階段やトイレやお風呂の大きさなどその家に合ったリハビリが出来るのが、訪問リハビリの良さなんです。まだここを始めて1年半くらいですが、訪問リハビリもやり出来る限り多くの方の支援が出来ればと思っています。

 

 

rita_tokoroza_rehello_5

 

施設内に飾ってある不動心の色紙は、巨人の元監督の川上哲治さんから頂いたもの。訪問リハビリで働いていた時に、川上さんを担当していたのですが、元野球選手の体は違いましたね。贈られた『不動心』は今では私が一番好きな言葉です。

 

 

 

デイサービス リハロー
住所:所沢市小手指町1-43-2[地図]
アクセス:小手指駅徒歩5分
電話:04-2968-4196
営業時間:9:00~18:00(緊急時は転送電話にて対応可)
HP:http://re-hello.com/

 

リハロー 藤本亮一さんを知って、この街が好きになったらシェア